現場ではCAEソフトの熟成とコンピュータの高性能化により、設計段階で粗方の性能予測は可能となりました。しかし、要求性能(トルク密度・出力密度・効率)が非常に高くなり、運転範囲が電気磁気的・機械的にも大きく広がり、CAEの不得意領域である非線形領域(磁気飽和領域等)や機械的な外側因子(機械損・風損・温度 等)が大きく影響する超高回転等でのモータ実機試験の重要性が増すこととなりました。
その為、モータ性能計測の観点からは電流・電圧・周波数・トルク・回転数計測範囲の拡大と精度向上が求められ、現場のノウハウで解析が行われてきた領域を拡大する必要が出てきました。
EMoTSはこれら計測要素の特性と誤差要因を把握しシステムとして根本対策を行い、この課題を克服。
その結果、性能試験・効率試験の再現性・精度の安定性確保が可能となりました。
磁気飽和領域でのインダクタンス挙動の解析や現在主流の永久磁石界磁式同期モータ(PMSM)で重要な
永久磁石の高温減磁条件の把握・再現等も容易に可能です。
実務で使える使い易い小型・高精・高性能なモータ性能計測・解析システムそれがEMoTSです。
様々なモータに幅広く対応
小型モータからEV・HEV用駆動モータまで様々な種類のモータのあらゆるテストに対応します。
ラインナップご要望に応じて20~250kWまで対応可能です。